鍼灸医学の懐

主に黄帝内経の意訳と解説 最後に原文と読み下しを記しています。その他、随時古典資料を追加しています。

解精微論篇第八十一.

足かけ6年に及ぶこのシリーズも、ようやく終えることが出来、自分の中にも一応の区切りがついたかのように感じている。 過去の投稿を振り返り見ると、随所に筆者のその拙さが露呈しており、赤面の情に絶えないものがある。 ここを一つの終わりにして、また次…

方盛衰論篇第八十.

いよいよ素問の意訳も残すところあと一篇となって参りました。 本篇中の厥証に関して、筆者はこれまで何度か遭遇した経験を踏まえて意訳を試みております。 またここに至って、医師としての有り様を解いていますが、象・数・理の三要素と、術者の心に映し出…

陰陽類論篇第七十九.

本篇を通読すると、まず三陰三陽の働きとその病脉象が記されている。 さらに四時陰陽の気の盛衰と死期との関係についても述べられている。 ここで述べられている内容を、気の偏在・盛衰を意識しながら手元に引き寄せ、理解しようと試みた。 それだけでなく、…

徴四失論篇第七十八.

本篇は、前篇<疏五過論>に引き続いて、治療者への戒めと理解される内容である。 学校教育で授かった経絡学や東洋医学理論は、有資格者であれば一定のレベルにあります。 この誰でもが知っている程度のことでは、実際の臨床においては不十分であると記され…

疏五過論篇第七十七.

本篇に記されている内容は、内経医学の疾病観に関わることが記述されている。 人生には卒業・入学・就職・退職・結婚・離婚・死別など、数多くの節目や浮き沈みがつきものである。 このような人生の荒波の中で、人は様々な事を思い感情もまた揺れ動くもので…

示從容論篇第七十六.

本編は、従容(しょうよう)たることの重要性を説いているが、同時に少数鍼の根拠ともなりえる内容である。 筆者は、父親から多く鍼を用いるものは下手くそであり、上手なものはホンの少数しか鍼を用いないものだと伝えられた。 さて、従容とはいったいどの…

著至教論篇第七十五.

本篇では、天人合一思想を軸として陰陽論を駆使して記されている。 本中に「上は天文を知り、下は地理を知り、中は人事を知る」とあるは、上は天気に応じ、下は地気に応ずと読み替えることができる。 中の人事は、我々の意識的・理知的な働きとして読んでも…

12.足厥陰 肝

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

11.足少陽 胆

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

10.手少陽 三焦

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

9.手厥陰 心包

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

8.足少陰 腎

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

7.足太陽 膀胱

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

6.手太陽 小腸

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

5.手少陰 心

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

4.足太陰 脾

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

3.足陽明 胃

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

2.手陽明 大腸

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

1.手太陰 肺

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 『霊枢』明刊無名氏本『新刊黄帝内経霊枢…

標本病傳論篇第六十五.

ともすれば、今現在目の前に現れた症状に対して、どのように捉え、どこからアプローチするのかという問題提示されているところです。 これは、<傷寒論>における原則のひとつである「先表後裏」にも通じる概念であると思います。 <傷寒論>の原則は「先表…

四時刺逆從論篇第六十四.

本篇は、四時陰陽の消長により気血が浮沈し、それによって気血が大きく偏った場合の、モデルになる病症を挙げ、さらに鍼の深度の目安を述べているに過ぎないと考えています。 本編で述べられている、例えば冒頭の厥陰が臓或いは経脉を指しているのかは定かで…

繆刺論篇第六十三.

本編では、絡脉の病と経脈の病との違いで、巨刺と繆刺を使い分けることを説いている。 実際問題として、絡脉と経脈の病証の違いや診断については触れられていない。 また巨刺と繆刺を刺法として、明確に湧ける必要性も感じていない。 痛んでいる部位がすなわ…

難経 62~65難 臓腑井兪

六十二難曰 藏井滎有五,府獨有六者,何謂也。 然、府者,陽也。三焦行於諸陽,故置一俞,名曰原。府有六者,亦與三焦共一氣也。 六十二難に曰く。臓に井栄は五有るに、腑は独り六有るとは、何の謂いぞや。然るに.腑は、陽なり。三焦は諸陽に行く。故に一兪…

傷寒論 序文 意訳

傷寒論の序文を、自分の感性に随って意訳してみました。 明らかな誤りやご意見がございましたら、どうかコメントで正して下さるよう、お願いいたします。 底本 趙開美刊 「仲景全書」所収 『傷寒論』十巻 日本漢方協会学術部 編 東洋学術出版社 【意訳】 序 …

調經論篇第六十二.

本篇の表題は、経絡の気血を調えることを目的として、虚実・補瀉の概念とその方法が説かれているということでつけられたのであろう。 ところが筆者は経絡よりもむしろ人体を空間として意識した虚実・補瀉概念のように理解される。 なぜなら本文中に、<陰陽…

水熱穴論篇第六十一.

本篇は、骨空論で記載されている水兪五十七穴の詳細が表題となっているが、腎と肺、腎と胃の生理関係のほか刺法にまで論及されている。 「腎は胃の関」と「四季の刺法」に関しては、気の動きを筆者なりに臨床に合致するように意訳を試みた。 諸氏、ご意見を…

辨厥陰病脉證并治 326~381条

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 趙開美刊 「仲景全書」所収 『傷寒論』十…

辨少陰病脉證并治 281~325条

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 趙開美刊 「仲景全書」所収 『傷寒論』十…

辨太陰病脉證并治 273~280条

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読み下し文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 趙開美刊 「仲景全書」所収 『傷寒論』…

辨少陽病脉證并治 263~272条

志ある学徒の、簡便な道具にならんことを願って読みし下文を記しています。 また初学者のため、重複の労をいとわずルビをふっています。 誤りを見つけられましたら、どうかコメント欄に投稿をお願いいたします。 底本 趙開美刊 「仲景全書」所収 『傷寒論』…