大きくは天地陰陽の気の変化を述べ、その変化の法則を人体の気の変化に当てはめて認識する。
原 文 意 訳
原文と読み下し
寒氣は濁を生じ、熱氣は清を生ず。
清氣下に在れば則ち飧泄を生じ、濁氣上に在れば則ち䐜脹(しんちょう)を生ず。
此れ陰陽反作。病の逆從なり。
故清陽爲天.濁陰爲地.地氣上爲雲.天氣下爲雨.雨出地氣.雲出天氣.
故に清陽は天と爲し、濁陰は地と爲す。
地氣は上りて雲と爲し、天氣は下りて雨と爲す。
雨は地氣より出で、雲は天氣より出ず。
故清陽出上竅.濁陰出下竅.清陽發腠理.濁陰走五藏.清陽實四支.濁陰歸六府.
故に清陽は上竅に出で、濁陰は下竅に出ず。清陽は腠理に發し、濁陰は五藏に走る。
清陽は四支を實し、濁陰は六府に歸す。